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windy

曽野綾子氏、夫三浦朱門を『徹子の部屋』で語る [芸能やエンターテイメント]

私の好きな曽野綾子氏が『徹子の部屋』に出ていて、思わず聞き入ってしまった。


このとき驚いたのが、夫三浦朱門氏の意外な素顔と人柄だった。それと同時に、曽野氏の物事に拘らない有りのままに事象を受けとめる、感謝に満ちた姿勢に胸を打たれた。


夫三浦氏は、去年91才で亡くなられた。夫婦は作家同士で63年間を共に連れ添ってこられた。曽野氏は最近、『夫の後始末』というかなり衝撃的な書名本も出されていて、私はまだ読んではいないが、徹子氏によるとしんみりした話というより彼女独特のユーモアが滲んだ面白い本らしい。それは徹子氏に語る話ぶりからも想像できる。

曽野氏が高齢の夫を家で介護し、最後は入院して息を引き取られた経緯を『(日本の)国民の1人として幸せな最期だったと思います』と述べられた時、今まで世界の貧しく、あるいは戦乱を被り不穏な地域をあちこち見て来た人ならではの実感と心からの感謝に満ちた思いがこちらに伝わってきた。

『(三浦は) 近所の方のご親切に守られて一生暮らしましたね。』という言葉にもそれが十分溢れ出ていた。



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22才で結婚した曽野さんは、夫、夫の両親、実母、そして息子も入れて『一つ屋根の下に、ゴソゴソと暮らしていた』『このゴソゴソという言葉がなんとなく好きなんです』と言われる。そこにはほのぼのとした家庭の営みが感じられ、改めてその飾らない人柄に触れた思いがした。日頃知的で人に媚びない物言いをする人だと思っていたが、作家業や公的な地位や活躍を考えると、そんな家族構成の環境でどう切り盛りしておられたのか益々興味が湧いてくる。


三浦朱門氏は普段から家庭でも面白いことを言う人だったらしく、忘れ物をして続けて二階に上がっていく曽野氏に向かって、『頭がボケると、体は良くなる』と返したエピソードを番組で披露した。


徹子さんはなんとあけすけに、『大変な作家だから、文化庁長官もなさって、ちょっと面倒臭い方かなと思ったけれど』と言うと、豈図らんや、『全然、面倒臭くない(人です』と即答した。実生活の三浦氏は私から見れば如何に好ましい人物であったかがわかった。平成23年に同じく【徹子の部屋】に曽野氏が出演した際、三浦氏は『疲れたなーと思ったら、(ジェスチャーで両手で山の形を作り)こんなにお茶碗を積み上げたまま寝ちゃう女房が好きなんだ』と言った例を挙げ、三浦氏は寛大で、いい加減で、怠け者な性格だと『本当にそうなんです』と強くはっきりと言われる。私の経験では、そういうタイプの人には多分これまで会ったことがないので、そういう男性と結婚できた曽野氏が本当に羨ましく思えた。曽野氏を最初の頃出版やメディアで見かけたときは、知的で清楚な方である反面、何事もきちんとしなければ済まない硬い性格かなと思っていた。その後テレビ番組で見聞きする機会が出てくるにつれ物事に執着しないあっさりとした人だとわかっていった。そういう女性だから、三浦氏のようなやはり寛大な人物と引き合わされたのだろうか?ともあれ、三浦氏の臨終の際、病院側から『何か最後に聞いておきたい言葉は?』と問われると、もう今までに十分色々な事を話していたので特別にありませんでした、とさらっと言われる。こういう夫婦が世の中にいるというだけで救われる気がする。相性なのだろうか?双方の努力なのだろうか? 神のみぞ知る、である。



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【 両親のこと 】
曽野氏の両親は随分後になって離婚され、曽野氏は万才!という気持ちを持たれたほど離婚に賛成だったのが分かる。実父は嘘のつけない狭量な人で反面教師だと言いつつも、父の後(世話)を見てくださる方がいたというので感謝したと言われるから、両親は60代を超えて離婚し、その時は『万才!』と喜んだと言う。以前、どこかで、十代の頃両親の不和で随分苦しんだと読んだことがあった。そういう親とはいえ、ちゃんと心を尽くされる方だと思った。父と別れるに当たって心配する母親には、『いい加減にすべて捨てていらっしゃい』と言って自分の家に引き取られている。物やお金に執着しないで受け入れる人柄なのだ。



【 夫の死後の生活・・・夫のへそくりで猫を買う 】

夫の遺品を整理していたら、へそくりの12万円が出てきた。それで田舎のホームセンターで猫を買った。夫は滑稽なことが好きな人だったら、『こんな下らないことによく使ったなぁ』と多分喜んでいるだろうと言う。

なんでも話せるお友達とのおしゃべりタイムが好きだけど、それだけではないんです。お料理も好きなんです。本は読むのに追いつきませんからね。議題を追求するような、例えば、トランプ大統領の【炎と怒り】などああ言うのをよく読んでいます。三浦が死んだ時もコンピュータに向かって物を書いた、とのことだった。

息子(三浦太郎氏)は関西に住んでいるので、今は猫二匹と暮らしている、と現在の暮らしを語られた。



【書くこととは・・・ 曽野綾子氏の人生観】

『書くこと』 は呼吸するみたいなこと。
前述のように、夫が亡くなった時もパソコンに向かって何か書いていた。

『持病もあるし根性も悪いし、目も悪いんです、それで欠損もあって曽野綾子という人間が出来ている』や、番組の中で、『衰えていくなら衰えていくのも、人間の一生だ』という言葉があり、人間という存在や人生に対する達観が番組を見終わっても清々しい余韻を残してくれた。

曽野綾子氏は確か今86才で、まだまだ現役活躍中の方です。そのことと合わせて、女史の人生で積み上げて来られた人生観と実際の生き方が、特に高齢化社会を生きる人に『人生の処し方』を教えてくれる。


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