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水島総の『人間の絶対的孤独と戦後社会』ー 無縁仏ではない無縁遺骨の増加 [社会問題]

日本文化放送桜チャンネルの中の番組、【水島総の直言、極言】を2月10日(金曜日)の夜に見ました。
今回の番組の提言や水島氏の戦後社会に対する姿勢、今後の取り組みへの表明に特に共感を覚えたので、内容を書き留めてみました。ところどころは自分のコメントを入れたり、文を継ぎ足していますので大目にみてください。


日本における『人間の絶対的孤独と戦後社会』を表すものとして、レポーターの佐波優子氏(戦後問題ジャーナリスト)が最近とみに増加してきている無縁仏を取り上げています。きっかけとなったのは、朝日新聞の神奈川県版、「独居の終活、寄り添い一年」という記事にあった、横須賀市による死後の葬儀・納骨サポート、エンディング・サポートの事業活動だったとのこと。一人暮らしは孤独死に繋がることがよくあり、少子化と高齢化を併せ持つ日本では今後も増えこそすれ、減っていくことはないと思われます。「これは国全体の問題、人の生き方、死に方に関わる根本問題と言える。」と、水島総氏は『一人生まれて、一人死ぬ』と言った白隠禅師の言葉を引用しながら視聴者に提起しています。


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佐波氏曰く、無縁仏は、実は無縁遺骨の事で、それは引き取り手のない遺骨というのが真実である事。その数はたった5年の間の短い間で2、3倍に増えていると言います。例として、札幌市の場合、65人から141人。仙台市の場合、40から90人に。福岡市の場合、54から175人へと増加している。大阪市に至っては、2,000人を超えているとの報告がありました。これ以上に驚いたことは、この方々の9割には家族がいた、つまり無縁の人々ではなかったということである。ここに現代日本社会の持つ人間関係の希薄さが表れている。水島氏曰く、「自分たちには関係のないようだけれども、同時代に同じように生きてきた人たちのことなので、非常に悲しい。『終活』という言葉自体も辛い」


戦後社会の同胞の人たちが無縁で亡くなって往く、また、体が弱り、食べ物も買いに行けない、食べられない。一人暮らしで心も体も衰弱していく苦痛は想像もできない。これは同時代に生きてきた一人一人の人達に当てはまる問題だ。唯物論だけでは済まされない。今は「終活」という言葉も広く知られ、本も出され、終活ノートもあったりするが、それを書いている内に、人には色んな思いが湧いてくることだろう、等など水島氏、佐波氏の両氏は語り合う。佐波氏が、横須賀市の取り組みは心が救われる行政のプランだと言っているのには同感で、この事業が全国的に広がって行けば良いと思います。


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今回、この『直言、極言』の番組で、戦後社会の中で増加してきた無縁遺骨のことを取り上げ、今後も他番組でも問題提起していくことを表明された事は、大変意義深い事と思いました。日頃から、この日本文化放送桜チャンネルの各番組はよく見ていますが、常設の情報番組や討論番組に終始する事なく、こういう国民一人一人のレベルや状況に即した問題を正面から取り上げる水島氏の姿勢は大変貴重だと感じました。


最後の方で、水島氏は国内の草奔の人々の中で無縁遺骨が生まれぬよう、分骨でもいい全骨でもいい合同の墓のようなものを考えていると言われました。これが本当に実現すれば、日本社会の一助、もっと言えば、戦後社会の負の現象を癒していく一例になるのではないでしょうか? 社会に有益な心和ませる試みだと思います。

自社の討論番組で司会を務める水島氏に対し、ネット上で「司会者が意見を言い過ぎだ、他の論客にもっと意見を言ってもらいたい」などとよく言われたり、ご本人曰く、いわれのない誹謗中傷を受けていると言われますが、政治、経済、歴史など語っている中で、時折垣間見る氏の原初的な感性の豊かさ(人間的センス、文学的センス)を知るが故に、私個人としては番組を見続けている次第です。


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