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風間トオルさんの極貧時代••••••••自著『ビンボー魂』を読んで [芸能やエンターテイメント]

芸能人は、幼少時代や若い頃、家庭的にも経済的にも恵まれず非常に苦労した人が多いと昔から聞いています。風間トオルさんは、デビューした時からの爽やかなイケメンぶりや明るい笑顔が印象に強く、まさかこれ程まで両親との縁が薄く、貧困どころか極貧を味わい尽くされた方だとは想像もしていませんでした。2010年,【徹子の部屋】で辛い経験を通り過ぎたように貧乏を自然体で語る姿は観ていたのですが。

この「ビンボー魂」を手に取ると、10年ほど前にやはり同じ芸能界のお笑いタレント、田村 裕さんが出版した「ホームレス中学生」の内容が蘇ってきました。田村さんの場合は、或る日突然家が差し押さえられ、帰ってきた父親のあの「解散!」宣言で、その日から兄と姉共々、弟の裕さんがホームレスになるという、まるで交通事故にあったような衝撃的な展開からはじまりました。

さらにこの「ホームレス中学生」より10数年前には、お笑いタレント、島田洋七さんの少年時代の極貧時代を描いた「佐賀のがばいばあちゃん」が初出版されていました。佐賀の田舎で、小さな川の上流から流れてくる野菜をすくい上げて大事に食べたりと、洋七さんの母方の祖母との二人きりの生活ぶりがその後映画化され、じっくりとユーモラスに語られていたのを思い出します。


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参考までに、これら3つの本を3つの点からまとめました。フィクションではなく【実体験】というところが共通点です。

風間トオル 著 「ビンボー魂」
① 初出版 : 2016年 3月20日
ちなみに、私が購入した時点、8月で、4刷でした。

② 極貧時代 : 5才から高校1,2 年生で部屋を借りる迄(11,12年間)
③ 本を書いたきっかけ : 2010年 【徹子の部屋】で初めて生い立ちを語る
その後の反響の大きさから(中でも明石家さんまさんから「キングオブ
貧乏」などと取り上げられる)
内面的なことでは、「あとがき」にあるように、過去に蓋をせず観察
をすることで両親を許せ、自分を解放できたからカミングアウトした
と書いています


(麒麟の)田村 裕 著 「ホームレス中学生」
① 初出版 : 2007年
② 極貧時代 : 中学 2年 1学期の始業式の日から1ヶ月間
③ きっかけ : これが書かれているものは未だ見つけていません
多分、自分の特異なホームレス体験を周囲に語ることで書籍化を勧められた
のでしょう


島田洋七 著 「佐賀のがばいばあちゃん」
① 初出版 : 1987年
② 極貧時代 : 高校進学までの8年間の少年時代
③ きっかけ : 貧乏暮らしのエピソードを聞いたビートたけしが書籍化を強く勧めた

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「ビンボー魂」は5才の時の母親との別れから始まります。好きな男性が出来た若い母親と父親との間でどちらを選ぶか聞かれた風間さんが、子供なりに必死に考えて父親を選んだというよりも、自分を可愛がってくれる父方の祖父母や叔父さんの存在をより強く感じ、父側についたというところに切なさを感じました。そのとき別れた母親の温もりも顔さえも覚えていないという。これは過酷な出来事を消し去りたいという心のなせる技でしょうか。
母親のいない寂しさを振り切るためにーーー僕はお母さんに捨てられたわけではない、僕がお母さんを選ばなかっただけだ、と思うようにしたとありますが、小さいながらに心の強い人だったんだと感心しました。試練はさらに続き、ほどなくしてなんと今度は父親に新しい女性が出来、父は家から出て行きます。まるで一家離散の状態の中でも、いつもと変わらず元気に過ごせたのは、飄々とした楽天的な祖父母の性格のお陰だと言います。「いいことも悪いことも過去は過去でしかない。大事なのは今日を生きるために必死になること」と幼い時からずっと思ってきたそうです。

本文には、祖父母の僅かな年金だけで暮らす極貧生活の具体的な例がたくさん語られています。
•切り傷は唾で治す
・虫歯はペンチで抜く
• ひもじい時は草花やカマキリなどの虫も食べていた
・ 認知症になった祖父の介護を4年もした

などなど数多くの体験が語られています。
これほど無い無い尽くしの生活だと心も折れ、グレるのではと思いますが、風間さんに言わせると、グレるためのお金、余裕もなかったと言います。

読者としてはつい笑っちゃうのですが、アパートの部屋には浴室もなく、銭湯に行く余裕がない時は、屋外の洗濯機に真冬であろうと水を張り、服を着たまま固形石鹸を握りしめ洗濯機内に体を張り付けた状態で、スウィッチオン! これだと服も体も同時に洗えて一石二鳥!とあります。

貧乏なことで一番辛いことは、空腹なこと、ひもじいことだと言います。前述の草花や虫、他にもこれはと思うものを試食?していく風間少年のサバイバル生活には圧倒されます。11,12年間も続いた極貧生活で身についた人生哲学には、
【目標を達成するための方法は、一つではない】
【幸せに生きていくための方法は、一つではない】

風間さんには、次の祖母の教えが一番の原点になっています。「貧乏だと人は悪いことをしてしまいがちだけど、そこをぐっと堪えることが大事なんだ」これは、のちの「お金に支配されたら負けだ」という教訓になったそうです。

両親の事も許せ、父親とは交流しているとのこと。ただ、母親とのその後の再会はできなかったようですが、『オーラの泉』出演の際、江原さんからお母さんが見守っていますよ、と言われ、素直にそうであったら嬉しいなと思ったそうです。

【あとがき】の中で、風間さんは、【人生で一番大切なことは、コミュニケーション力だ】と、【すべては、人が作り出すもの。僕はそのためにコミュニケーション力を最大限に活かしてこられたような気がするのです】と締めています。

最後の言葉、
【どんなに感謝してもしきれない亡き祖父母に………。ーーーーーありがとう!】には、涙が溢れました。


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